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鉄棒の授業が始まりました

  11月に入り、朝晩はますます寒さが増してくるようになりました。

  道内各所ではインフルエンザが出始めています。村内では、新型コロナウイルス罹患者も出ていますので、各ご家庭でも予防やケアをよろしくお願いします。

  さて、小学校では、体育館に「鉄棒」のコーナーを設置しました。これから体育の授業で活用していきます。鉄棒には、ぶら下がったり回転したり、日常生活ではあまりしないような運動をするため、さまざまな運動効果があります。
 

① 筋力の向上
  鉄棒は全身を使う運動のため、筋力の向上が期待できます。例えば、鉄棒をしっかり握ることで握力が鍛えられます。上達するにつれて前回りや逆上がりなど鉄棒を握ったまま回転する技を練習するようになると、より握力が鍛えられます。また、鉄棒にぶら下がり、足を曲げることで、腹筋や背筋、股関節まわりの筋肉、肩のトレーニングができます。このように、1つの鉄棒遊びで全身の筋肉を鍛えることができるため、子どもの筋力アップにつながります。

② バランス感覚を養う
 鉄棒は細い棒だけで身体を支えるため、身体のバランス感覚(体幹の向上)を養うことができます。まっすぐにぶら下がる姿勢をキープすることだけでも、背筋が伸びて姿勢改善の効果もあります。

 例えば、鉄棒にお腹をつけて上がるだけでも、両腕で全身を支えなければなりません。また、ゆらゆら揺れることで体を滑らかに動かす感覚も養われます。子どもの意識の中で「鉄棒から落ちたくない」という思いが強くなるほど、体のバランスを保つ(保とうとする)トレーニングができ、自然とバランス感覚が育っていきます。

③ 心を育てる
 鉄棒は日常生活で経験しないような動きが多いため、普段とは違う気持ちや感覚を感じる(得る)ことができるといわれています。例えば、鉄棒で遊びながら、子どもは「できるか不安だな」「落ちたらこわいな」「ゆれるって気持ちいいな」「こんな感覚なんだ」「ずっとぶら下がるのは大変だな」など様々な気持ち(思い)が湧き出てきます。子どもは様々な感情を経験することで、新たな心情を得たり、心が豊かに育っていきます。

 子ども達には、鉄棒を含めた様々な活動に取り組み、安全に注意しながらそれぞれの活動を楽しむことで、心や体を十分に動かし、心と体の調和のとれた発達をしていくよう支援・指導を進めていきます。

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