一日防災学校

「一日防災学校」を実施しました。一日防災学校は,児童の防災意識を高めることが目的です。

2校時 地震想定の避難訓練

どの学年も,真剣に訓練に取り組む姿が見られました。騒ぐことなく,落ち着いて,指示を聞き,迅速に行動することができました。

3・4校時

1・2年生「避難した時の生活に役立つものを作ってみよう」
      ~新聞帽子づくり~

  物不足になりがちな避難所生活に役立つ新聞帽子づくりに挑戦しました。

動画を画面に映して,わかりやすく説明しています

先生の説明と動画をもとに,集中して作業に取り組みます

イカの頭のような形 まだ完成していませんよ?

完成! みんなうれしそうに帽子をかぶっています

うれしさ余ってこんな風になってしまいました

 

 3・4年生「防災について考えよう」 ~北海DO防災カルタ~

 「北海DO防災カルタ」を使って,楽しみながら防災についての知識を深めました。

カードの説明をすることで知識を深めます

説明を聞く真剣な表情から意気込みが伝わります

みんなの手が一斉に動きました 真剣勝負!

 

5・6校時

 5・6年生「避難所生活を知ろう」 ~避難所運営ゲームDOはぐ~

 避難所運営ゲーム「DOはぐ」に取り組むことで ,避難所生活で自分たちができることを考え,実行する力の基本を培いました。

授業者はこのゲームを体験してきた嶋崎教頭

役場・教育委員会にも協力していただきました

真冬に大きな地震が発生し,浜鬼志別小学校が避難所に指定され,自分たちが避難所を運営することになったという設定でゲームを進めます。夜の気温は氷点下10℃以下に下がり,大雪が降る予報。電気,ガス,水道は使用できないという過酷な状況下で,子供たちはどのような対応をするのでしょう。最初に与えられた任務は,「本部・受付の場所決定」と「避難者への場所の割り当て」でした。

初めは調子がつかめなかった子供たち

一定の時間が経過すると,次々とイベントが発生します。新たな避難者に場所を割り当てたり,高齢者,乳幼児,病気になった人への対応を考えたり,届いた物資や設備をどこに配置するかを考えたり…。大人でも結構大変そうです。

どんどん発生するイベントに対応しているうちに身を乗り出して…

色々なイベントに対応する中,子供たちから「夜泣きをする子はここへ」「病気の人はベッドもあるから保健室へ」「元気な避難者に手伝ってもらおう」という言葉が出てきました。小学生なりに色々考えているのだなと感心しました。

大人が与えるのは「ゲームを円滑に運営するためのアドバイス」

終盤に,いくつかの重要な局面への対応について説明がありました。子供たちからは「それはやりました」「あ~そういう風にすれば良いのか」等の声が上がりました。

このゲームで重要なのは,「適切な判断をし,上手に運営する」ことよりも「様々な状況やイベントに対応しようと色々考え,決定する」ことだと思います。実際に避難した際に,運営者任せにせず,色々なことを考え,運営者に提案をしたり,手伝ったりする大人になってくれたら良いですね。